工藤浩司オピニオン 公式ブログ


世界を飛び回る日本人   工藤浩司のオピニオン  
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≪PROFILE≫
工藤 浩司 (くどう こうじ)
1971年青森県十和田市生まれ。

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内発的動機を考える モチベーション低下の構造

最近、内発的な動機ということをテーマにいろいろ調べている。

自分以外の影響(報酬)による外発的な動機では、問題点は二つ。

①外発的な動機は長続きしないこと。②外発的な動機(たとえば試験とか試合)では、大切なプロセスを省いて結果重視になってしまう傾向があること。

サラリーマンの報酬も動機になってしまうと、当然モチベーションが下がる。自己評価や他の人との報酬だけを考えて働くと、仕事に対する本人の内的な動機は下がって当然かもしれない。

外部からの影響について、気をつけるべきキーワードはコントロール(支配)。

外発的な動機は時として効果を発揮するが、それに支配されてしまうと、内発的な動機が下がる。

親が子供をコントロールすることによって、やる気がなくなる、というのはよく聞くことだ。本来は支配せずに、子供を動機付けるはずが、支配してしまって逆に子供の動機が下がることが通常だ。

子供は、「親の期待にこたえたい」と考える傾向があるが、「親からの支配」に呼応している。親が過度に期待することによって、暗に支配をしている状況である。

面白いのは「支配」への反応が、「順応する場合」と「反発する場合」の二つがある。

「親がいい大学に入れ」というから、「一流大学に入りたくないのに入学した」というように、期待どおりに動こうとするのが順応。また、逆に、親が、「弁護士になれ」というから、好きでもないのに、「医者になった」というケースが反発だ。自分の内なる声を無視しているという意味は、根源的には同じことだ。

話を元に戻そう。内発的な動機のキーワードは①自己有能感(自分の実力が向上する感覚)と②自分で決定しているという自己決定感。

そうすると、何をやるにしても、自分で選んで挑戦し、そこで、実力の向上を実感できる、という感覚を持てると、うまく自分の中に取り込むことができる。

だから、人にやらされているようなことも、できるだけ自立的に考えたり、実力の向上を自覚できるようにすると、だいぶ、自分の中のモチベーションがあがることがわかる。いわば、二つの概念の融合である。

本来であれば、内発的な動機というのは武道的な鍛錬の考え方に似ているので、僕らの中にある考えだ。それが、周囲のプレッシャーや社会的な圧力によって、悪影響を及ぼし始めている。今一度、内発的な動機の大切さを考えてみたい。
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by kudo_koji_blog | 2010-12-20 11:39 | 心理