工藤浩司オピニオン 公式ブログ


世界を飛び回る日本人   工藤浩司のオピニオン  
by kudo_koji_blog
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ
《プロフィール&連絡先》
《連絡・相談・質問》

dgdfk247 @ ybb.ne.jp まで。

≪PROFILE≫
工藤 浩司 (くどう こうじ)
1971年青森県十和田市生まれ。

<応援ホームページ>
トータル・ケア・カウンセリング
http://stresscare.exblog.jp/
フォロー中のブログ
検索
ライフログ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2007年 09月 ( 2 )   > この月の画像一覧


安部首相辞任騒動を考える

先日、阿部首相が辞任を表明した。体調不良を理由に、すぐに病院に運ばれ、未だ、いつ退院するか不明だという。ストレスによる機能性胃腸障害が理由だ。

マスコミはこぞって、辞任の時期が悪いとか、無責任だと言っている。確かにその通りなのだが、矛先が違うのではないか。本人が辞めると言っているのだ。私は「お疲れ様」という言葉をかけてあげたいと思う。

私は安部総理があまり好きではなかった。今もそうだ。リーダーシップにかけるし、組閣にも問題があったし、選ばれた大臣たちにも問題があったし、本人の責任でもない問題が出てくるなど運も悪かった。しかも、コミュニケーションも下手だ。だからこそ、国民は参議院選で、自民党に反対したわけだ。

だが、在任時に批判する前提は「これからもがんばってほしい」という思いがあってのものだ。それがなくなった時点で、批判するのは意味がない。本人が辞めたほうがよい、というのだから、温かく受け入れてあげるべきだろう。

昔、「大衆の反逆」を記したオルテガという哲学者が、「衆愚政治」ということを提言した。20世紀は愚かな民衆たちが、支配する時代だということを言った。

われわれは衆愚政治をしてはいないか。批判のための批判をしているのではないか。有権者のエゴイズムなのか、正義なのか、考えてみるべき時期に来ていると私は考える。
[PR]

by kudo_koji_blog | 2007-09-19 23:08 | 社会

アフガニスタンにおける韓国人人質事件

先日9月2日、アフガニスタンで人質となっていた韓国人19人が、解放された。2人が、殺されたが、大部分は無事だった。感情的には喜びたいが、問題は山積みである。

実は私はあの韓国人が人質になったとき、誰も殺されないだろうと思っていた。なぜなら、政府はテロリストと交渉しないと思ったからだ。見せしめに、男性が一人殺されるかもしれない、ということは考えてもいた。女性はほぼ間違いなく助かるだろうことは、予測するまでもなかった。イスラム教徒は女性を傷つけることを嫌うからだ。

誘拐事件というのは、犯人が交渉してくるのであって、交渉に乗らなければ殺しても意味がないからである。だから、テロリストと交渉してはいけない・・・それが国際社会のルールである。

韓国政府が交渉して、相手の条件を呑んだ時点で、テロリストの勝ちになる。私はまさか韓国政府が交渉に乗るとは思っていなかったので、驚いた。おかげで、そのテロリストたちは「人質を助けてやった」という大儀名分をもったままである。

テロリストの発想を理解するには契約を考えると良い。俺たちはAをしなければBすると言っただろう。Aをしなかったな。Bをしてやる。BをするのはAをしないお前たちが悪い・・・とこのようにシンプルな発想である。

だから、相手をするには、あなたたちはAをしなければBをすると言ったな。だが、私たちはそんなことは言っていない。だから、Aをしない。だから、いくらBをすると脅されても動じない・・・という流れである。あくまで、契約関係の因果関係を切って交渉する。

韓国政府は多きなミスをしてしまった。テロリストの条件を呑んでしまったこと。テロリストは人質を捕まえれば政府はひざまずくという例をつくってしまった。将来人質になってしまう数多くの人間よりも、19人の人間の命を選んだのである。

最後に、韓国政府が発表した23億とも言われる身代金を交渉したのは大きなミスであるということも伝えたい。将来、テロリストがどうやってお金を稼げばいいかを提示してしまったも同然である。韓国政府は仮に身代金を支払ったとしても、公には否定すべきなのである。

目前の少人数を助けるために、将来、誘拐される人間をないがしろにしてしまった韓国政府の罪は重いと私は考えている。

結果的に、政府が交渉しないだろうという前提のもとに、予測した私の事件の結末はまったく違うものになってしまった。
[PR]

by kudo_koji_blog | 2007-09-06 21:17 | 国際