工藤浩司オピニオン 公式ブログ


世界を飛び回る日本人   工藤浩司のオピニオン  
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工藤 浩司 (くどう こうじ)
1971年青森県十和田市生まれ。

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本物のリベラルとは何か?

私は基本的にリベラルという言葉があまり好きではなかった。リベラルとはもともと自由主義者とか進歩主義者という意味がある。基本的にはそれぞれの人の政治的意見などの傾向をこの言葉で示すことが多い。

 アメリカなどではリベラルという言葉自体はあまりいいものとしては使われていない。アメリカではまだまだ多くの人々は保守的であるため、リベラル(進歩主義的)というのはその逆の概念として使われる。政治家などのやりとりで、「あなたの考えはリベラルだ」と言われたとしたら、それは否定的な意味あいをもつと思って間違いないだろう。

 私はこの言葉にいつも偽りのにおいを感じていた。世界が進歩するといいながら、それが変わっていない現実に対して何の憤りも感じない人々になぜか納得できなかった。そういう人を目の前にしたとき、「現実をただ見ていないだけなのではないか」という思いさえしたものである。

 だが、私は今のように世界中の国から来た人間たちと出会い、話をするうちに、「こういう人が真のリベラルなんだ」と言える人間に出会った。本当に少ないが、世界にはそういう人間はいるのだ。世界は広い。

20歳そこそこで、世界の半分ほどの国をまわり、「人権のために自分の生涯をささげたい」と言っている女性の親友がいる。彼女は、まちがいなくこの種類の人だ。今、どこにいるか、一切見当がつかない。この前聞いたら、東ティモールだという。まさに自分の思いだけで生きているのだ。

以前、互いにプライベートの話をしていたとき、「結婚などはしようと思わないのかい?」と彼女に聞いたことがある。そのとき、彼女は「世界中の孤児を集めてみんなで暖かい暮らしをしたい」と真顔で言っていた。そこに一片の偽りもなかった。夢が即、現実であり、それがその人の極限の努力によって実現されていく。それが真のリベラルなのだと私は思った。

また、私の親友の1人は「世界のことを考えるといつも眠れなくなってしまう」という。そこまで物事を自分のものとして受け取ることができて、初めて、自分の夢を語ることができ、実現することができるのだと思う。

そういう彼らと私がであったとき、私の中に芽生えた感情は何か。それは「このような人種は世界には必要なのだ」ということだ。そういう一握りの人間の情熱が世界を変えてしまうことだってあるのだ。

以前、国際刑事裁判所という人類初の常設の国際刑事裁判所をつくることに携わったNGO(非営利団体)の代表と話を聞くことがあった。彼は、私たちに「この裁判所を作った本当の原動力になったのはあなたたちのような20代前半の若い力なのだ。だから、自分の力を決して卑下しないでほしい」と言った。

世界にはそのような人種は必要なのだと思う。自分の夢を現実そのものに変えていくという考えはときに人を惑わしたりするけれども、それによって世界が変わることもある。彼ら、彼女たちが5年後、10年後に成し遂げること。それは誰にもわかりはしない。それはすべて彼ら、彼女らの志しだいなのだから。 
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by kudo_koji_blog | 2005-06-02 10:17 | 社会
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